2014年01月08日

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ワクワク生まれた!公害資料館連携フォーラム

公害資料館連携フォーラムの基調講演
 
先月、あがのがわ環境学舎も参加させていただいた「公害資料館連携フォーラム」。この事業はもともと、環境省が環境教育等促進法に基づく協働取組を推進していくための実証モデル事業として採択され、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)さんなとが支援事務局としてサポートされています。そのGEOC職員の石本さんが今回フォーラムに参加され、その際の内容や様子を同ホームページのスタッフブログにレポートとして掲載されました。前回同様、快く許可をいただけましたので、本ブログにも転載いたします。

以下、地球環境パートナーシッププラザの「最新スタッフブログ」より
 


 
日本の公害問題と言えば、皆さんは何を思いつきますか?
「水俣病」、「新潟水俣病」、「イタイイタイ病」、「四日市ぜんそく」を思い浮かべることが多いかもしれませんが、これらは4大公害病と呼ばれるもので、日本にはこれ以外にも様々な公害問題があります。

倉敷市水島地域、兵庫県・大阪府の西淀川地域、川崎市での大気汚染など、社会科の教科書に掲載されている4大公害病だけに限らず、日本各地では様々な公害が起こってきた歴史があります。
そして、数十年たった今もまだ、終結を迎えていない地域が多いのです。

ところで、公害が起こった各地域の一部には、後世に公害問題を伝えたり、環境教育を行うための資料館や学習施設があります。

これら資料館は、行政が運営しているもの、民間が運営しているものなど形態は各地で異なっており、また収集している資料の種類も、閲覧の可否なども含めて違っています。
そのため、地域内でも、地域外でも、ひいては海外に対しての情報発信が不十分で、公害経験の共有が次世代になされていない現状があります。

そこで、西淀川地域の公害問題に取り組んでいるあおぞら財団が中心となり、公害資料館のネットワークを作り、各地の公害経験を共有するための協議会を結成することを目指して、公害資料館連携フォーラムを新潟県で開催しました。(本年度、協働取組推進事業の採択案件

公害資料館連携フォーラムのオープニング
公害資料館連携フォーラムのオープニング

同フォーラムは、初めて、日本各地の公害問題に取り組む関係者が一堂に集まり、お互いが抱える課題・地域で蓄積されてきた知見を共有し、交流を深める機会となりました。

あおぞら財団では、このフォーラムを開催するにあたって、各地を訪問、ヒアリングしてまわり、フォーラムを通じて、どのような関係性を構築していくかを模索してきました。

その結果として、フォーラムでは、公害資料館だけでなく、地域再生や公害・環境教育に取り組むNPO等も当事者となるテーマを掲げ、分科会を用意していました。

「資料館の参加型展示」、「資料の収集・保存・整理/公害・環境教育」、「資料館の運営マネジメント」、「地域再生」「CSRと公害教育」と多様な分科会の中から参加者は選び、それぞれの学びを深めていきました。

「CSRと公害教育」分科会の一コマ
「CSRと公害教育」分科会の一コマ

「CSRと公害教育」の分科会では、(財)CSOネットワークの黒田さんを迎えて、ISO26000に基づくSRの点から、企業は公害問題においてコミュニティ(地域)とどのように向き合っていくべきなのか、ということについて話し合いました。

話題提供として、清流会館の高木さんからイタイイタイ病をめぐる、三井金属鉱業神岡事業所(神岡鉱山)との関係性について報告があり、他の公害地域と違い、どうして神岡鉱山は地域と良好な関係が築けているのか参加者からも意見が出てきました。

また、「資料館の運営マネジメント」の分科会では、IIHOEの川北さんを迎えて、NPO支援施設の運営と人材育成のノウハウから、資料館が学べることをお聞きしました。

現在と3年後の資料館の組織体制を書き出して、その体制を築くために、「理事会がどうなっているか」「ルールはどうする必要があるか」「人材開発担当は?」「会議の在り方は?」「どのようなところと連携しているか」など、いくつかの問いに答える形のワークショップを行い、想い・思考を深堀する時間となりました。

公害資料館の連携に向けて宣言!
公害資料館の連携に向けて宣言!

2日間開催された同フォーラムには、80名を超える人が全国各地から参加し、休憩の合間も、熱い話し合いが行われていました。

鉄は熱いうちに打て、ではないですが、フォーラムの最後には、あおぞら財団の林さんから、公害資料館連携ネットワークの立ち上げ宣言がされました。
満場一致、拍手でこの宣言が迎えられ、今後の取り組みが期待されます。

今後、今回のフォーラムをきっかけとして、経験交流するという点から、ネットワークとして繋がる線へ、そして交流が深まり共通アクションが生まれる面となり、「日本/JAPANの公害問題」についての旗を立てることを、私も期待しています。(転載おわり)
 


 
先月のレポートのとおり、あがのがわ環境学舎では「地域再生」をテーマとした分科会に参加して、貴重な勉強の機会を与えていただきました。
 
環境問題は時代と共に社会の関心が移ろっていて、昭和50年代に入るとゴミや赤潮などの生活環境問題が、平成に入ると温暖化や生物多様性の危機など地球環境問題が注目を集め、公害問題は過去の問題であるかのように存在感が年々薄れつつあるのが現状です。そのため、こうしたネットワークなどを介して今一度公害問題を見つめ直し、未来志向の公害教育などを創り出す動きへとつながってくればよいなあと考えております。

地球環境パートナーシッププラザの石本さん、本当に(毎回)ありがとうございました!

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