2009年05月01日

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映画「阿賀に生きる」が上映されます!

事務局Yです。
先週、狐の嫁入り屋敷の記事で、佐藤真さんのお話に触れました。
佐藤さんが監督された作品が、映画「阿賀に生きる」。
かつて新潟水俣病が発生した阿賀野川流域で暮らすおじいちゃん・おばあちゃんの日常を綴ったドキュメンタリー作品です。
先日29日、新潟日報朝刊の文化欄に、「『阿賀に生きる』から17年 来月集会」との見出しの投稿記事が出ていましたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

集会とは、毎年5月4日に開催する、映画出演者の追悼集会「阿賀の岸辺にて」のこと。
映画完成の翌年、出演したお年寄りが亡くなられたのをきっかけに開催したはずが、やがて全国から「阿賀に生きる」ファンが集い、映画を観て、語らい、交流を楽しむ会へと変貌していったそうです…。

ところで、映画「阿賀に生きる」自体も、地元で建築業を営む傍ら、長年、安田の新潟水俣病患者さんの支援を続けていた旗野秀人さんと、新潟で旗野の元へ行けば美味しいお酒が飲めると聞いてやって来た佐藤さんとの出会いをきっかけとして誕生したそうです…。

それだけではなく、映画出演者のおじいちゃん・おばあちゃん…旗野さん言うところの「流域で暮らす人生の達人」は、旗野さんが新潟水俣病を支援する活動の中で出会えた患者さんたち。この方々がいなければ、この映画はありえなかった。

そんな旗野さん自身も、若者の頃、上京した際に、熊本県水俣市で独特の患者支援活動を繰り広げた川本輝夫さんとの出会いがなければ、新潟水俣病の支援活動にたずさわることもなかったそうです…。(現在、ふれあい館にて、写真家・宮本成美(みやもとしげみ)さんの『川本輝夫の仕事』写真展を開催中!)

こうした話を見聞きすると、映画作品や毎年の交流会は、人とのつながりや出会いが奇跡のように連なって生まれているんだと実感。ロバダンなど通じて人とのつながりを大切にしていきたいこの「え~とこだプロジェクト」からは、いったいどんな宝物が生まれるのでしょうか?

さて、お知らせです。

◆追悼集会「阿賀の岸辺にて」
第17回を迎える今回は、旗野さんの原点、川本輝夫さんのお仕事を、ふれあい館と連携して紹介する企画を催されます。
○日時:平成21年5月4日(月)午前10時~午後4時半
○場所:阿賀野市安田公民館(入場無料)
○午前:映画「阿賀に生きる」上映
午後:没後「川本輝夫の仕事」
※土本典昭監督作品の上映や川本さんのご家族らによるお話し
○問合せ:阿賀に生きるファンクラブ事務局・旗野秀人 携帯・090-3649-8945

ふれあい館による「川本輝夫」写真展・講演会
○写真展『川本輝夫の仕事』(写真家・宮本成美)
4月26日(日)~5月10日(日)(4月27日・5月7日は休館)
○講演会『父 川本輝夫のこと』(川本愛一郎)
5月5日(火)13:30~(15:00終了予定)

◆インターネット新聞JanJanホームページ
○あが便り(4)“新潟の宝もん”映画「阿賀に生きる」
http://www.news.janjan.jp/area/0810/0809300404/1.php

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