2009年05月28日

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映画「チョコラ!」…そして「電工会館」

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ついに見ました!
明日が最終日ということで、事務局のメグミ嬢に誘われて…
なんと「阿賀の車窓から」のOくんも合流して!
シネウインドに赴き、みんなで鑑賞。

子どもたちが可愛かったな〜とはメグミ嬢の弁。
確かに、路上生活の子どもたちの悲惨な実態が描かれるだけと思いきや、
毎日を何とか楽しく乗り切る場面が、イイ意味で意外に多かった。
(※劇中の食事も美味そう!)

でも改めて考えると、それはごく自然なことなのかも…。
自分の毎日を振り返ってみても、辛いこともあれば、楽しいこともある。
それが日々の生活というものなのですが…。
事前に「ストリートチルドレン」というフィルターを通して人を眺めてしまうと、「ストリートチルドレンらしく…」とか思いこんでしまいがちだな…と再認識しました。

映画『阿賀に生きる』のカメラマンとして、カメラの前に立つ人々を、新潟水俣病患者というフィルターよりも、阿賀野川のほとりに生きる生活の達人として眺めた経験を持つ、小林茂監督ならではの視点かもしれません…。

**********************************

ところで、シネウインドさんに行くのも久しぶりでした(汗)
新潟県映画館史『街の記憶 劇場のあかり』という本を思わず購入。
月刊ウインド250号を記念して発刊されたもののようです。

この本には、昭和電工経営の映画館「電工会館」も掲載されています。
そこでかつて映画技師をされていた方の貴重なインタビューも読める!
(…という情報を、随分前に、FM委員の里村さんから教えていただいたのです。)
今は無き「電工会館」は、昭和電工の企業城下町だった、旧鹿瀬町のかつての繁栄を象徴する建物のひとつだったようです。

映画館というのは、街の記憶と結びついているなあと、しみじみ感じました。
他にも、県内の今は無き懐かしい映画館に出会えますので、ぜひご一読を…。

◆新潟・市民映画館 シネ・ウインド ホームページ
http://www.wingz.co.jp/cinewind/

映画「チョコラ!」…そして「電工会館」 1件のフィードバック

  • 中村吉則様のコメント: 2009年5月30日

    映画「チョコラ」。私も、ようやく最終日(29日)、最終回にやっと見てきました。小林監督も病気を抱えての撮影と制作だっただけに、本当に大変だったと思います。でも結構、人も入っていて「お~、入っているんだ!」と嬉しく思いました。
     会話の中でエイズの母親が「オサマ・ビンラビン」の名前を出したのは、少しビックリでした。何故貧困が起きるのか、何故「チョコラ」が生まれるのか。そんな事も考えましたが、明るく生きる子どもたちの“たくましさ”に感心しました。
     湿った日本の子ども達は必見ですね。マスク姿で学校へ通う子どもたちと比べ、いろいろ考えることがありました。
     特に、日本では大人のチョコラが不況の嵐でたくさん生まれているのですから-。

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