2017年10月10日
カテゴリー:あがのがわ環境学習ツアー, イベント情報, その他, その他公害, ツアー&アクティビティ!, パネル(巡回)展, パネル作品, 地域再発見講座, 展示(写真・絵など), 持倉銅山, 新潟市秋葉区, 新潟水俣病, 旧三川村, 旧鹿瀬町, 昔の写真・史料の整備, 歴史・文化(イベント), 注目情報, 流域スポット・施設, 環境・地域再生, 環境学舎関連イベント, 草倉銅山, 観光ツアー, 講座・シンポ(イベント), 豪華な粗食, 鉱山・銅山, 鉱山・銅山(イベント), 鉱山・銅山ツアー, 阿賀町, 阿賀野川え~とこだプロジェクト, 阿賀野川え~とこだより
阿賀野川え〜とこだより第23号を発行しました!
阿賀野川沿岸の暮らしの変容からたどる光と影
◆巻頭言:阿賀野川を巡る光と影を多面的に浮かび上がらせるために
FM事業では昨年度まで、阿賀野川上流域の近代産業の変遷を特集していましたが、今年度は一転して、近代から現代へと移りゆく時代の流れの中で、阿賀野川沿岸集落の暮らしがどのように変容したのか辿っています。
阿賀野川沿岸に住む人々はかつて、眼前を流れる大河・阿賀野川を舞台に、川砂利採取や漁業、筏流しや川舟の船頭など多彩な川業に従事していました。しかし、昭和の高度経済成長期を経て川業は衰退し、道路などの社会基盤や食生活を含むライフスタイルは一変します。その狭間で発生したのが新潟水俣病で、阿賀野川沿岸の集落に健康被害など暗い影を落としました。
「日本の近代化に貢献した大企業と阿賀野川の関わり」と同様に「阿賀野川沿岸集落と阿賀野川との関わり」についても、関係者を訪ね歩いて当時の事情を伺いつつ、収集した史料から読み取れる事実を丹念に積み上げていくことで、阿賀野川を巡る光と影が多面的に浮かび上がるはずです。今号でお知らせする3つのイベントは、そうした阿賀野川の多面性を改めて見つめ直す格好の機会となりますので、ぜひご参加いただければ幸いです。
◇特集1 地域再発見講座(第19回)草倉銅山の盛衰と近代産業の光と影を学ぶモニター(検証)ツアー
FM事業では、昨年度開催された講座「阿賀野川上流域の近代産業ツーリズム」の成果をもとに、阿賀町からの協力も得て標記プログラムの概要を策定しました。これは企業の研修向けにも応用できるプログラムになる予定で、そのガイド内容や配布資料にさらなる磨きをかけるため、今回モニターツアーを開催します。本ツアーにモニターとして参加されたい方は、開催の要項をよくご確認いただき、ふるってご応募ください!
◆関連記事:地域再発見講座(第19回)草倉銅山の盛衰と近代産業の光と影を学ぶプログラムのモニター(検証)ツアーを開催します!
◇特集2 地域再発見講座(第20回)阿賀野川の川業の盛衰・光と影
今年度のFM事業では、昭和30〜40年代まで阿賀野川沿岸の各集落で営まれてきた川業に光を当てて、その盛衰を丹念にたどってきました。その過程で、沿岸集落の暮らしの変容や公害による健康被害などの光と影が、様々な貴重な証言や史料とともに浮かび上がってきました。そこで、こうした川業をテーマとした標記イベントを開催することとしましたので、興味のある方はぜひご参加いただければ幸いです!
◆関連記事:地域再発見講座(第20回)阿賀野川の川業の盛衰・光と影を開催します!
◇特集3 平成29年度パネル巡回展「貴重な写真でたどる 阿賀野川の川業が盛んだったあの頃〜川業の隆盛と衰退、新潟水俣病の影、阿賀野川の現在」
かつて阿賀野川沿岸の集落にとって、阿賀野川の川業は重要な生業の1つで、川砂利や漁業、筏流しや船頭など様々な川業が盛んでした。しかし、川と深く関わって暮らしていたため、多くの人々が新潟水俣病の被害に遭って、川業自体も時代の流れで衰退して現在に至ります。平成29年度は川業の隆盛と衰退、光と影を描いたパネル作品を制作し、2017年12月2日から2018年3月29日まで阿賀野川流域の11施設にて順次展示します。
◆関連記事:平成29年度パネル巡回展「貴重な写真でたどる 阿賀野川の川業が盛んだったあの頃〜川業の隆盛と衰退、新潟水俣病の影、阿賀野川の現在」がスタートします!
◇インフォメーション
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環境と人間のふれあい館がキッズクラブをはじめます★
- 環境と人間のふれあい館キッズクラブでは、小学生以下の児童を対象に、オリジナル缶バッジのプレゼント、ふれあい館のおしごとをプチ体験できるプログラムなどをご用意します!
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新潟県立大学「連花祭」にて「水俣フィールドワーク・ポスター写真展」と「それぞれの阿賀展」を開催します!
- 新潟県立大学の学生が熊本県水俣市へのフィールドワークなどを通じて学んだ成果を、ポスター・写真展示にまとめ学園祭で展示します。どなたでも観覧できますので、ぜひ足をお運びください!
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第18回新潟水俣環境賞作文コンクールの作品を募集します♪
- 新潟水俣病や新潟県内の自然について思ったこと、身の回まわりの環境について考えたことや体験して感じたことなどを書いてください。
◆阿賀野川え~とこだより第23号(※バックナンバーページへ)
https://aganogawa.info/backnumber#anka24
〇阿賀野川え~とこだより第23号P.1〜3、8(PDF形式:4.9MB)
https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2017/03/eetoko23_1-2.pdf
〇阿賀野川え~とこだより第23号P.4~5(PDF形式:3.2MB)
https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2017/03/eetoko23_3.pdf
〇阿賀野川え~とこだより第23号P.6~7(PDF形式:3.0MB)
https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2017/03/eetoko23_4.pdf
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