GW目前で春本番★阿賀の山奥で山菜を採取してきた!【前編】
日中の最高気温が20℃を超えた昨日の午前中は、6月に開催するイベントで提供予定の「豪華な粗食」で使用する山菜の収穫に行ってきました! 阿賀町の山菜名人で、環境学舎に指導してくださる師匠はお二人いらっしゃって、AさんとKさんです。昨日はAさんに教えを請い、普段は地元の方も採取に行かない場所へと誘っていただきました。
林道の終点で車を降りると、ここからは徒歩になります。道すがら山菜採取ポイントはいくつかあるようですが、本日収穫予定の山菜は、コゴミ・葉わさび・ヨブスマソウ(ドンパ・ウドブキ)です。最も奥地にあるのがヨブスマソウの群生地で、まずは道中の山菜に目もくれず、ヨブスマソウを目指します。
雪解けで増水された沢水が清流となって流れています。こうした清流沿いには葉わさびなどの山菜がすくすく育つそうです♪
さて、普段パソコン作業ばかりしている弱り切った体に鞭打って歩き続けること40分、やっとヨブスマソウの採取ポイントに到着★
ここまでですでに半死状態の事務局スタッフですが、ガイドのAさんはむしろ散歩程度といった様子で、50代後半といえども屈強です。
ここで少し体を休めてから、ヨブスマソウの採取にとりかかりました♪
これがヨブスマソウで、コウモリソウ属です。けっこう大きい気もしますが、これでもまだ出かけの若芽で、2メートルを超えて成長するものもあるそうです。名称については諸説あって、どれも葉の形に由来しているようですが、漢字では「夜衾草」と書くので、葉の形が「衾(ふすま)」(=掛け布団)と呼ばれる夜具の形に似ているからかもしれません。一般的には、「ヨブスマ」がムササビやコウモリの方言で、これらの動物が体を広げた形が葉っぱの形に似ているからと解説されています。
葉っぱに無数に生えた産毛がとてもみずみずしくて美味しそう! 切り取った茎の断面からは、少しクセのある山菜らしい香りがして、食欲をそそります。地下茎でつながって繁殖するため、ヨブスマソウは一区画に固まって芽を出していることが多かったです。
一通り収穫作業が終了した後、Aさんが「お昼にしよう」と仰って、やおら携帯用のガスコンロを取り出しました。
携帯用お鍋にトポトポとお水を注いで…
コンロの上に置いて、火にかけます。
そして、顆粒状の出汁を入れてから…
ひと煮立ちさせます。
そこに新鮮な天然ヨブスマソウを取り出して、Aさんはザクザクと鍋の中に切り落とします。
さらに一煮立ちさせると…鮮やかな緑がめちゃくちゃ美味しそう!!
最後にお味噌を溶かしたら…
ヨブスマソウ汁の完成です!
さあ、実食しましょう!【後編へ続く★】
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