2014年02月02日
カテゴリー:ひとやすみスポット
【ひとやすみスポット紹介】松浜市場のグルメな楽しみ方♪~2と7のつく日は市場が開催★
すでに10日ぐらい前になりますが、松浜内水面漁業協同組合の木村組合長さんにお会いしてきました。あのサケ漁でお世話になって以来になります! なぜお会いしたかは次のエントリーをご覧いただくとして、その日はちょうど22日で松浜市場が開催されていたので、久しぶりに少しブラついてきました!
松浜の市(大正期) 提供:松浜印刷所・寺山晃太氏
この写真は現在の松浜市場の(恐らく)大正期の頃の写真です。一番手前のお店の幕には「亀田町」と記してあって、地元だけでなく阿賀野川流域の近在の町々から出店していたことが窺えます。
松浜の市は明治期に県から認可され、2と7のつく日に開催される六斎市(2日・7日・12日・17日・22日・27日の計6日/月)となりました。ちなみに、もともとは現在の場所とは異なり、五軒町から本町通りの付近(現・松浜本町1・2)で「本村市場」が開催されていました。後に現在の場所(新屋敷)でも市場が開催され、昭和30年代までは2つの市場が並行して開催されるくらい賑やかだったのです。
どんな品物がメインで売られているかというと、季節の農産物や母ちゃんたちの手作りの漬物、それから新鮮な海産物などが豊富に売られています。なお、市場の開催時間は7時半から14時半までで、雨天でも開催されます。意外に遅くまで開催されているので、朝早くなくても午前中にブラリと訪れて楽しむことができますよ♪
★冬のお勧め食材2つ ~ 「ヌカイワシ」と「アカヒゲ」
1つ目は日本のアンチョビとも形容される、昔懐かしい「ヌカイワシ」です。
大漁船からイワシを浜へ(昭和30年代/提供:松浜印刷所・寺山晃太氏)
かつて松浜は漁業でも栄えた町で、その中でもイワシの水揚げは特に有名でした。阿賀野川流域の各市町村史を読むと、松浜からイワシを振り売りに来る行商の女衆の逸話が必ず出てくるくらいです。だから、昔は豊富に獲れるイワシを各家庭でヌカイワシにして保存食としていました。
買ってきたヌカイワシは雰囲気を出して七輪で焼いてみます♪
焼いた身をほぐして白米の上に乗せ、そこに熱々のお湯をかけます!これが噂の「ヌカイワシの湯(よ)漬け」で、以前に松浜の講座にて「旅館割烹しかい」の女将に教えてもらった、かつての松浜の漁師メシです。めちゃくちゃ美味しいですよ~♪
もう1つは松浜名物「アカヒゲ」。冬の松浜市場では運が良ければ売られています。
アカヒゲは大河の汽水域に生息するアミの一種で、生だと非常に傷み易く、通常は「塩辛」で売られているのですが、いつぞやの冬の日は珍しく生で売られていました!
量り売りで袋に詰めていただきました★ 意外に身は白く、透き通っています。
間近で見ると、いかにも新鮮だとわかります♪ 最も美味しい食べ方は、白いご飯の上にレアのまま乗っけて食べる「アカヒゲ丼」でしょう。ワサビ醤油をかけて頂きましたが、倒れそうになるくらい美味しかった!
さて、この日は松浜市場をブラついていると、たい焼きの屋台を発見☆
熱々なので、冬の寒い日にはありがたいですよね!
クリームとアンコを食べました☆
この市場を上流側に向かって進んでいくと、やがて市場のスペースは終わり、松浜本町商店街の通りに接続します。そこをほどなく進むと、「松浜こらぼ家」という休憩所がありますので、ここでお茶でも飲みながら一息つけますよ♪
◆松浜市場
- 開催日時:毎月2日・7日・12日・17日・22日・27日/盆市8月13日/晦日市12月30日 7時半~14時半まで
- 場所:新潟市北区松浜本町4(新屋敷通り)
- 駐車場:なし
- お問合せ:新潟市北区産業振興課商工観光係
(電話025-387-1356)
1月は過密スケジュールでヘトヘトだったのですが、この日は市場をブラついて久しぶりに息抜きできました。本日はちょうど2月2日(日)で松浜の市が開催されていますので、もしよろしければお出かけしてみてください☆
◆新潟市北区「松浜市場」へ!
https://aganogawa.info/archives/8269
◆新潟市北区ホームページ:松浜市場
http://www.city.niigata.lg.jp/kita/about/fubutsu/matsumart.html
Oキテミテキタク:松浜の六斎市 北地区歴史文化研究会 平田敬正
http://www.specialsite2.city.niigata.jp/kitaku/column/2010/12/post-36.html
(※平田さんは松浜の歴史に最も詳しい郷土史家で、よくお世話になっております)
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