2009年03月19日
カテゴリー:未分類
地域再発見講座「阿賀野川ものがたり」第1回を開催しました!
3月14日(土)東蒲原郡阿賀町石間の道の駅「阿賀の里」にて、地域再発見講座「阿賀野川ものがたり~阿賀の豊かさ・川と人の関わりから学ぶ~」を開催しました!
第1回のテーマは「川からの恵みが暮らしを支えた」です。
当日はあいにくの悪天候にも関わらず、83名という大勢のみなさまにご参加いただき、会場は大盛況でした。当日の模様を事務局から簡単にお届けします。
○午前
・紙芝居「草倉銅山物語」上演・ゲスト座談会「三川村の漁と暮らし、“かぎ流し”のお話と実演」
○午後・講演「阿賀野川の記憶が教えてくれたこと」
・参加者による座談会
最初に、同町鹿瀬にある草倉銅山跡についての紙芝居「草倉銅山物語」の上演が行われました。
同町在住の若い3人の女性が演者です。彼女たちは紙芝居の脚本から絵まで、すべてを作ってくださいました!
最盛期は6千人も居住していたという銅山での(意外に進んだ!)暮らしや、煙害などの発生、友子同盟などなど、草倉銅山の光と影の歴史やその魅力が生き生きと描かれた紙芝居でした。
皆さんもご覧になりたいと思いませんか?
これから、阿賀野川流域の歴史を見つめ直し「宝もん」を掘り起こしていく一環として、紙芝居のミニ上演会や草倉銅山跡を巡るツアーなどの企画も考えていますので、ぜひご期待ください。
その後は、「三川村の漁と暮らし、“かぎ流し”のお話と実演」と題したゲストによる座談会でした。ゲストの神田さんから、現在の阿賀野川は漁獲量が激減しているとのご指摘があり、午後の講演会の話も併せてですが、ダムの影響も大きいのかなーと感じました。
それにしても、川漁師・加藤さんが実演した「鉤(かぎ)流し」漁法の迫力あること!
川で泳いでいる鮭やサクラマスを、長くしなった竿の先にある鋭いフックに引っかけて一匹一匹獲る、熟達した腕が必要とされる漁法なのですが、加藤さんの軽妙な語り口ともあいまってこの日いちばん会場が沸きました。
お昼は、阿賀町や阿賀野川でお馴染みの食材をふんだんに使った、「阿賀の里」さん特製の「阿賀野川弁当」と川ガニ汁のごっつお。阿賀の恵みがぎっしりで、とっても美味しかったですよ♪
午後からは、新潟大学名誉教授/NPO法人新潟水辺の会・代表の大熊孝さんから「阿賀野川の記憶が教えてくれたこと」と題して講演していただきました。映画「阿賀に生きる」のお話しに始まり、縄文時代の暮らしや文化、近代日本の自然観、阿賀野川と新潟水俣病などなど、盛りだくさんの内容でした。今度はさらに詳しく、必要なダムとそうでないダムの違いや、良い魚道ってどんな魚道?なんてお話しもお聞きしたいなーと感じました。
最後は、「豊かさとは何だろう?」と題して参加者のみなさんとの座談会を行い、なかなかの盛り上がりを見せました。座敷での長時間講座ということでご負担をおかけいたしましたが、終始和やかに講座は進み、あっという間の終了時間となりました。
今回の講座の詳しい内容につきましては、あらためて掲載します。
次回の講座について日程・内容は未定ですが、開催が決まりましたらこちらのブログにてご案内いたしますので、どうぞお楽しみに!
◆道の駅「阿賀の里」ホームページはこちら
http://www6.ocn.ne.jp/%7Eaga1000d/
阿賀町のYです。
3・14、よかったです!
これからの阿賀野川は、流域の僕らがしっかりビジョンを描けば
それが実現されるステージがやってきてるのですね!
希望をいただきました。
先日、鹿瀬町で伐採されたホウの木の枝(たっぷり一抱えある!)を分けてもらいました。
根元の切り株は直径1.5mくらいかな?
年輪はざっと数えて160。
この木は草倉銅山を知ってるんだな。。
阿賀を見下ろし、カタクリの群落に囲まれた切り株。
ここから見てたのかな。
ブログの開設、おめでとうございます。
阿賀野川の上流の草倉銅山の歴史は、足尾鉱毒事件へと続いています。
日本の公害の歴史の源流は草倉銅山にあります。
足尾鉱毒事件によって渡良瀬川に多くの鉱毒被害者をしました。この負の歴史を2度と繰り返さないためEM事業の推進を期待します。
田中正造大学 坂原辰男
この度はブログをご覧くださいまして、大変ありがとうございます。
本ブログでは投稿規則にあるように本来は個別にお返事しないのですが、田中正造や足尾銅山関連のホームページを読者の方々へご紹介するせっかくの機会ですので、お返事いたします。
草倉銅山の光と影を題材とした紙芝居「草倉銅山物語」は、3月14日に開催した地域再発見講座にて初お披露目となりました。今後、草倉銅山について、様々なイベントを企画していく予定です。
そうした企画を通じて、草倉銅山を含めた阿賀野川流域の光と影を、皆さんと一緒に見つめ直していけたら良いなと思っております。また、足尾銅山など地域外とのつながりも大切にしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
◆田中正造大学
http://www.zuisousha.co.jp/syozodaigaku/
◆NPO法人 足尾鉱毒事件田中正造記念館
http://www.cnet-ga.ne.jp/syozou/