満願寺稲架木(はさぎ)並木に行ってきた!@新潟市秋葉区(旧新津市)
先週末、新潟市秋葉区の満願寺にある稲架木(はさぎ)並木に行ってきました!
まだ稲刈りの途中で、刈り取られた田んぼもあれば、黄金色にきらめく田んぼも残っていました!
稲架木(はさぎ)は米どころ新潟県の風物詩ですが、昔は阿賀野川流域の越後平野の至る所で見られた光景だそうです。
稲架(はさ)干し(昭和36年・旧京ヶ瀬村姥ヶ橋/「写真集ふるさとの百年 豊栄・北蒲原①」〔新潟日報事業社〕P.90から引用)
稲架(はさ)木(昭和30年・旧水原町/「写真アルバム 新発田・阿賀野・胎内の昭和」〔いき出版〕P.154から引用)
秋の稲刈り後の時期になると、田んぼの農道沿いのタモの木やハンノキには、上の方までびっしりと稲が吊るされて、まるで壁のようになって迷路の中を歩いているみたいだった…と「ロバダン!(炉端談義)」で述懐するご老人の方は本当に大勢いらっしゃいます。昔の写真をつらつらと眺めていると、そのお話も何だかうなづけますね…(笑)
さすがに昔のように木の上までビッシリと壁のように…とまではいかないものの、この風物詩を残されている農家の方々などのご努力は頭が下がる思いがします。新潟市秋葉区のホームページによると…
満願寺稲架木(はさぎ)並木(市指定文化財)
稲架木は、稲架場にたも木やハンノキを植えて、稲の乾燥に利用する新潟県特有のものです。満願寺の稲架木並木は、昭和18(1943)年から20(1945)年にかけて同地区の水田約250ヘクタ-ルを区画整理したときに26軒の関係農家が協力して各地の稲架木をこの農道へ移植したものです。農業の機械化が進み、籾(もみ)の機械乾燥が広く普及して県内各地の稲架場が次々と姿を消していく中で、同地区は種籾採取の指定を受け、良質の種籾を取るために自然乾燥に必要な稲架場として残されました。指定が解除された後も、所有者と農家組合が協力して稲架木の保存に努め、新津の風物詩として今日にいたっています。
(新潟市秋葉区ホームページより引用)
…と由来が記されていますね!
この光景を現在でも眺めることができる私たちも幸せですね♪ 美味しいお米になりますように…!
ちなみに、毎年9月の中旬から下旬にかけて、下記農道で稲架掛けが行われているそうです。
アクセスマップ
◆新潟秋葉区ホームページ
http://www.city.niigata.lg.jp/akiha/about/kankou/culture/takara/takara04.html#cms02
◆にいがた観光ナビ 満願寺のはさ木並木
http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=5569
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