阿賀野川え~とこだより第29号を発行しました!

阿賀上流域と下流域のつながりの「学び直し」を目指して

◆巻頭言:下流域の水との闘い、上流域の近代産業から、阿賀流域の光と影を学ぶ

  このたびは、令和元年台風第19号に伴う災害により、阿賀野川上流域などで被害を受けられました皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。被災された地域の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
 
 今年度3回にわたって展開された「阿賀流域再発見・連続ツアー講座」でも、下流域の平野部における「水との闘い」の壮絶な歴史を、様々な現場を巡って関係者の方々のお話を聞く中から学びました。今後も関係者の方々のご尽力により、環境の整備が図られていくものと思われます。
 
 このように、阿賀下流域の水の行方を学び直せば直すほど、その水源たる上流の山々へも自然と想像が広がります。かつては鉱山や化学工場など様々な近代産業が隆盛した土地でもあるため、その光と影も含めて関心をお持ちの方は、今号お知らせする流域再生フォーラムの事前オプショナルツアーとして催行する「三川鉱山・草倉銅山めぐり」にお申し込みいただければ幸いです。

◇特集1 阿賀流域再発見・連続ツアー講座2019レポート 【第2回】水びたしの大地との闘い


 
2019年度のFM事業では、年3回のツアー講座「阿賀流域再発見・連続ツアー講座 阿賀野川ものがたり」を「水との闘い・水の恵み」をテーマにして開催していますが、今号では去る2019年9月に開催した第2回の様子をご報告させていただきます!
 
◆関連記事:2019年度 阿賀流域再発見・連続ツアー講座「阿賀野川ものがたり」を開催します!

◇特集2 阿賀野川エコミュージアムを目指す流域再生フォーラム(第9回)明治・大正・昭和の日本・近代産業ものがたり&【事前オプショナルツアー】三川鉱山・草倉銅山めぐり参加者募集!


 

「阿賀野川エコミュージアムを目指す流域再生フォーラム(第9回)」中止のお知らせ

 新潟水俣病の地域再生・融和事業「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業」(事業主体:新潟県)について、日頃、格別の御理解、御協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 このたび、2020年3月28日(土)に開催を予定しておりました「阿賀野川エコミュージアムを目指す流域再生フォーラム(第9回)」(主催:新潟県/企画運営:一般社団法人あがのがわ環境学舎)は、事業主体である新潟県と協議した結果、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止することが決定いたしました。
 すでにお申し込みいただいた皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、すでにお申込みを頂戴しております皆様には、3月7日に郵送にてご案内の文書を発送させていただきました。
 

<中止となるイベント>
2020年3月28日(土曜) 阿賀野川エコミュージアムを目指す流域再生フォーラム(第9回)「貴重な写真でふりかえる 明治・大正・昭和の日本 近代産業ものがたり」

 明治期の財閥が手がけた鉱山開発、大正期に台頭した電気化学産業、戦後の石油化学工業の隆盛。そして、その裏側で発生した様々な環境問題の数々。こうした日本の近代産業の光と影の変遷を、貴重な写真とともに振り返った後、阿賀流域における近代産業の変遷についても地元識者の方々と意見交換を行うフォーラムを2019年3月28日(土)に開催します!
そしてフォーラムの開催に先立ち、阿賀流域の近代産業の事例を視察するため、三川鉱山&草倉銅山を巡るツアーを、2019年11月16日(土)に開催します!募集要項をご確認の上、お申込みをお待ちしております!
 
◆関連記事:フォーラム(第9回)「明治・大正・昭和の日本・近代産業ものがたり」を開催します!
 

◇特集3 令和元年度パネル巡回展「明治・大正・昭和の日本、近代産業をめぐる光と影」を開催します!


 
毎年度恒例のパネル巡回展を、2019年12月14日(土)から2020年3月30日(月)まで、阿賀野川流域の各施設にて巡回展示いたします。今年度は新潟水俣病を含む明治・大正・昭和の近代産業の光と影の歴史がテーマ。各展示施設の詳細はえ~とこだよりの誌面をご覧ください。
 
◆関連記事:令和元年度パネル巡回展「明治・大正・昭和の日本、近代産業をめぐる光と影~財閥と鉱山、化学産業の台頭、そして石油の時代へ~」がスタートします!

◇インフォメーション

  1. 環境と人間のふれあい館主催イベント「水俣病講演会」開催!

    • 水俣病を世界に伝えた米国人写真家の故ユージン・スミスさんをモデルにした映画の制作が、ハリウッド俳優のジョニー・デップさん主演で進められ関心が高まる中、スミスさんの評伝を著したノンフィクション作家の山口由美氏や、「もやい直し」に取り組む熊本の水俣病被害者の緒方正実氏を講師にお招きして、講演会を開催します。
  2. 新潟県立大学告知イベント「2019年度国際地域研究学会 第10回研究大会 “テーマ:小さな声が紡ぎ出す世界”」を開催します!

    • 熊本県水俣市にある一般財団法人水俣病センター相思社に勤務し、一昨年に『みな、やっとの思いで坂をのぼるー水俣病患者相談のいま』を出版した永野三智氏をお招きし、被害者の方々との対話でどのような言葉を耳にし、どのような「今」が浮き彫りとなったのかについてお話しいただきます。 併せて、新潟県立大学教授の堀江薫氏(学会員)による「地域に学ぶ法律学」の招聘発表も行います。
  3. 第21回新潟水俣環境賞作文コンクールの作品を募集します!

    • 新潟県内の小・中学校の皆さんを対象に、新潟水俣環境賞作文コンクールの作品を募集しています。新潟水俣病や新潟県内の自然について思ったこと、身の回まわりの環境について考えたことや体験して感じたことなどを書いてください。皆さんの応募をおまちしています。
    ◆詳細記事:第21回新潟水俣環境賞作文コンクールの作品を募集します!

 
 

◆阿賀野川え~とこだより第29号

〇阿賀野川え~とこだより第29号P.1~3、8(PDF形式:3.7MB)

https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2019/11/eetoko29_1-2.pdf

〇阿賀野川え~とこだより第29号P.4~7(PDF形式:4.4MB)

https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2019/11/eetoko29_3-4.pdf

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阿賀野川流域におけるSDGs(※1)への理解を深めるために ◆巻頭言:水と大地が織りなす風土の豊かさとその影を探ることを通じて   FM事業(※2)では、これまでの「阿賀野川流域の歴史や文化が織りなす光と影」を踏まえつつ …

開催中の令和5年度パネル巡回展「阿賀野川流域地域 水と大地のSDGsをさぐる 【大河編】 清らかな水を守り活かす持続可能な豊かさとは?」       阿賀町の道の駅「阿賀の里」(観覧時間:9時~16時)では、展示期間が延 …

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