阿賀野川え〜とこだより第19号を発行しました!

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新潟水俣病公式確認50年を越えて

◆巻頭言:理想と現実に向き合うことで、様々な「もやい直し」を着実に漸進させよう

新潟水俣病公式確認50年を迎えた昨年度、「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業」(FM事業)はここ数年間の「もやい直し」の集大成を展開しつつ、地域の中で生きる企業の社会的責任(=CSR※)を支援する新たな取組にも本腰を入れて着手しました。
 
こうした様々な「もやい直し」に取り組んで学んだのは、それが「長引く公害問題」であれ「衰退する地方の創生」であれ、その理想と現実の間に横たわる溝に真剣に向き合わない限り、未来を切り開く果実がなかなか手に入らない厳しい現実です。実際、日本社会は閉塞した現実に縛られ停滞が長引く一方、世界では行き過ぎた理想の追求が現実社会の反発を招き、大規模な揺り戻しを招く事態が頻発しています。
 
したがって、重要なのは諦めずに理想と現実の均衡点を探り、物事を着実に漸進させる地道な努力ですが、「言うは易し行うは難し」なのも事実です。FM事業では、予算・人員の制約が厳しい企業にCSRの実践を単純に奨励するのではなく、まずは企業がCSRに少しでも着手しやすくなる具体的な環境整備に注力したいと考えています。

◇特集1 ふるさとの環境づくり企業が取り組むCSR情報発信フォーラム(第1回)開催レポート

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阿賀野川流域で公害の発生が確認されてから50年が経過した現在、当時の企業活動とは異なり、環境・人権・地域貢献など様々なCSR活動が盛んです。しかし、せっかくの成果を社会や地域にうまく伝達できていない企業も少なくありません。本フォーラムでは、CSRにおける情報発信の意義やメリット、手法について、様々な企業の実践事例を通じて参加者の皆さんと共に学びましたので、その概要をレポートしています。
 
◆関連記事:ふるさとの環境づくり企業が取り組むCSR情報発信フォーラム(第1回)を開催します!

◇特集2 新潟CSRストーリー 〜 クラレテクノ㈱新潟営業所・麒麟山酒造㈱など

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上記フォーラムの第2部では、新潟県内に事業所等を有する企業などに、各社で実践するCSR取組を事例発表していただきました。その際の各社のCSR取組の概要を紹介しています。さらに、同フォーラムの最後には、今年1月にリニューアルオープンした「新潟県立環境と人間のふれあい館-新潟水俣病資料館-」から企業向けの視察研修利用が案内されましたので、併せて紹介しています。
 

◇平成27年度ロバダン!開催レポートほか

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最後のページでは、平成27年度に阿賀野川流域各地で開催した「ロバダン!(炉端談義)」をまとめて報告していますので、ご覧ください。また、新潟水俣病関連の本やCD、イベントなどの紹介として、30年以上前に発行された新潟水俣病被害者への聞き書き集の復刻版や、百歳を迎える被害者が力強く唄う民謡を収めたCDアルバム、17回目の開催を迎えた新潟水俣環境賞作文コンクール優秀賞受賞作品を紹介しています。
 
◆関連記事:第17回新潟水俣環境賞作文コンクール優秀賞受賞作品の全文を掲載します!

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◇インフォメーション

  1. 「新潟水俣病の歴史と教訓を伝える碑」を建立

    • 「新潟水俣病の歴史と教訓を伝える碑」が新潟水俣病公式確認50 年事業の一環として、「新潟県立環境と人間のふれあい館」(新潟市北区)の敷地内に建立され、3 月30日に碑の除幕式が行われました。碑を建立したのは新潟県や阿賀野川流域の自治体、被害者団体などからなる「新潟水俣病公式確認50 年事業実行委員会」で、旧安田町(阿賀野市)の草水石(桜御影石)製の碑には「阿賀野川を平和で豊かに」との言葉が刻まれ、悲惨な公害を繰り返さないようにとの願いを後世に伝えています。
  2. 環境と人間のふれあい館リニューアルオープン!

    • 「県立環境と人間のふれあい館」が1 月にリニューアルオープンしました! 水俣病発生のしくみ、阿賀野川の自然や暮らしなど新潟水俣病の背景にある物語を、わかりやすい展示で説明しています。ぜひご来館ください!

 

◆阿賀野川え~とこだより第19号(※バックナンバーページへ)

https://aganogawa.info/backnumber#anka20

〇阿賀野川え~とこだより第19号P.1、8(PDF形式:2.5MB)

https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2015/02/eetoko19_1.pdf

〇阿賀野川え~とこだより第19号P.2~7(PDF形式:2.7MB)

https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2015/02/eetoko19_2-4.pdf

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