2023年08月10日
阿賀野川え~とこだより第37号を発行しました!
阿賀野川流域のSDGs(※1)をさぐる
◆巻頭言:持続可能な地域の今後を探る未来志向の場にしていくために
FM事業(※2)ではこれまで、「阿賀野川流域の歴史や文化が織りなす光と影」をテーマとしたイベントやツアーを流域各地で数多く開催してきました。参加された方々からは、「過去の流域への理解が深まった」と、おおむね好評をいただいています。
しかし、これらのテーマが「流域での現在の暮らしや地域の未来」へ具体的にどうつながるのかと問われると、必ずしも明確に回答できませんでした。この問いに答えるには、FM事業を持続可能な地域の今後……今風に表現すれば「SDGs」を探る未来志向の場へと、バージョンアップさせていく必要があります。
そこで今年度からは、これまでの「阿賀野川流域の歴史や文化・光と影」をベースとしつつも、「流域の水環境や食の恵み、自然資源や風土に深く根差した企業・団体等」を、イベントやツアーの中に積極的に組み入れる試みをスタートさせます。こうした試みの積み重ねが、最終的に「阿賀野川流域のSDGsをさぐる」ことにつながると考えています。
※1「Sustainable Development Goals」(= 持続可能な開発目標)の略称。詳細はP.2参照。
※2「阿賀野川え~とこだプロジェクト」のこと。詳細はP.8参照。
◇特集1 阿賀流域再発見・連続ツアー講座2023 ~阿賀野川流域のSDGsをさぐる~清らかな水を守り活かす、阿賀野川上流域の持続可能な豊かさとは?
今年度の阿賀流域再発見・連続ツアー講座「阿賀野川ものがたり」は、座学(会場参加とオンライン配信参加)と、バスツアーを開催します!
阿賀野川上流域では現在、清らかな水をいかに守り、活かしているかについて、自然や歴史、麒麟山酒造株式会社の取組から学ぶ3日間となっています♪
●事前座学(2023年9月3日(日)13:30~16:40 会場:新潟ユニゾンプラザ5階 特別会議室〔定員:40名〕/Youtubeにてオンライン配信も行います)
実際の会場で対面式の座学を開催すると同時に、その様子をオンラインでライブ配信するハイブリット形式の講座を開催します。
当日は、現地バスツアーの各行程に関係するゲストが登壇し、当日の見学スポットについて、豊かな映像と資料で事前に学びます!
ゲストは、麒麟山酒造株式会社常務取締役・営業部長の漆原典和氏、日本自然環境専門学校校長の五十嵐実氏、阿賀町役場の江花一実氏です!
★★★★★事前座学の「オンライン参加(Youtubeライブ配信)」について★★★★★
当日の事前座学の模様は「Youtube」にて生配信いたします。
◎お申し込みをしてくださった方に、視聴URLをご連絡いたします。
◎生配信が終了すると、配信した動画を再度ご視聴することが可能となります。
そのため、すでに9月3日に別のご予定が入っている場合でも、後日ご都合の良い時に動画をご視聴いただけますので、ぜひお申し込みをいただけますと幸いです!
※バスツアーへの参加を希望される方は、ツアー当日までに動画をご視聴くださいますようお願いいたします
●現地バスツアー1日目(2023年9月9日(土)8:00~17:00/定員:36名)
麒麟山酒造(株)の取組を見学し、水源のブナ林を体感しよう
当日の午前は麒麟山酒造(株)の取組(※酒蔵や酒米圃場)を見学します。午後は、ブナ林で湧水を味わいながら水源の森を体感します!
お昼ご飯は、阿賀町・七福温泉「七福荘」さんのお蕎麦です!
※バスツアーへの参加を希望される方は、9月3日(日)の事前座学に必ず参加〔または動画を事前に視聴〕していただくことが条件となります
●現地バスツアー2日目(2023年9月16日(土)8:00~17:00/定員:36名)
木舟に乗船して舟運を体感し、産業の光と影をたどろう
当日午前は津川河港を町歩きしつつ、木舟に乗って舟運を体感します。午後は、近代産業が及ぼす水環境への影響を考えます!
お昼ご飯は、阿賀町・「お茶の間 久太郎」(狐の嫁入り屋敷内)さんの地元食材を使った特製のお弁当です!
※バスツアーへの参加を希望される方は、9月3日(日)の事前座学に必ず参加〔または動画を事前に視聴〕していただくことが条件となります
参加費は、事前座学が無料、バスツアーは各日2,000円税込が必要です!
参加にあたり、2023年8月25日(金)までに事前申込(申し込みはこちらの申込フォームから→ https://forms.gle/LMb6qDd4jQtQaV6x6 )が必要です!9月3日の事前座学だけの参加も大歓迎!!多くの皆様からの申込をお待ちしております!詳細はえ~とこだよりの紙面にてご確認ください!
◇特集2 阿賀の宝もん★発掘レポート(第10回) 新潟お笑い集団NAMARAの高橋なんぐ~新潟水俣病授業~
今回で10回目を迎える「『阿賀の宝もん』★発掘レポート」! 阿賀野川の歴史や文化、人や暮らし、自然環境…などを流域の未来に生かす取組を毎号掲載していきます☆
今回は、新潟お笑い集団NAMARA(ナマラ)に所属し、新潟県内外の学校へ、日々お笑い授業を届ける高橋なんぐさんを取材させていただきました!
高橋なんぐさんは、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった3年ほど前から、新潟水俣病を小学生たちに伝える授業にも取り組まれていらっしゃいます。
一つは、「新潟県立環境と人間のふれあい館-新潟水俣病資料館-」の一日館長。もう一つは、阿賀野川流域市町の小学生と熊本県水俣市の小学生が、なんぐさん進行のリモート授業を通じて交流し、理解を深め合う取組です。
今回は、高橋なんぐさんがなぜ新潟水俣病にかかわるようになったのか、そこでどのような発見や変化があったのか、インタビューさせていただきました!
◇特集3 阿賀野川エコミュージアムを目指す流域再生フォーラム(第11回)開催レポート・令和4年度ロバダン開催マップほかお知らせ
2023年3月21日(火・祝)に開催した第11回フォーラムの開催レポートをお届けします!当日の様子はYouTubeの動画(前編〔阿賀野川上流域編〕と後編〔阿賀野川中~下流域編〕)でご覧いただけますので、ぜひご視聴ください♪
また、令和4年度のロバダン(炉端談義)開催マップや2023年8月の土日祝日に新潟県立環境と人間のふれあい館-新潟水俣病資料館-で開催されている「夏休みこども工作 利再来(リサイクル)」をご案内しています!
◆関連記事:【2023年8月土日祝日に開催】夏休みこども工作「利再来(リサイクル)」@新潟県立環境と人間のふれあい館-新潟水俣病資料館-!
◇インフォメーション
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第24回新潟水俣環境賞作文コンクール受賞作品発表!&第25回新潟水俣環境賞作文コンクールの作品を募集します!
- 2023年6月、第24回新潟水俣環境賞作文コンクールの受賞作品が発表されました。また2023年2月29日までの予定で、新潟県内の小・中学校の皆さんを対象に、第25回新潟水俣環境賞作文コンクールの作品を募集しています。新潟水俣病や新潟県内の自然について思ったこと、身の回りの環境について考えたことや体験して感じたことなどを書いてください。皆さんの応募をおまちしています。※募集開始予定は2023年10月1日からです!
◆阿賀野川え~とこだより第37号
〇阿賀野川え~とこだより第37号P.1~3(PDF形式:4.25MB)
https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2023/08/eetoko37_1-3.pdf
〇阿賀野川え~とこだより第37号P.4~8(PDF形式:3.30MB)
https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2023/08/eetoko37_4-8.pdf
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