2014年06月07日
カテゴリー:イベントレポート, イベント情報, 企業・工場・産業, 地域活性化・地域再生, 安田瓦, 旧安田町, 歴史・文化(イベント), 環境・地域再生, 環境学舎関連イベント, 産業・農業振興(イベント), 窯業, 講座・シンポ(イベント), 阿賀野市, 食・グルメ・産物, 食・産物(イベント)
【イベントレポート前編】「やすだ瓦ロード誕生ものがたり」~やすだ瓦ロードづくりの出発点は伝統産業への危機感にあった!
やすだ瓦ロードフェスティバル2014の前夜祭講座として、5月31日の夜に開催されたイベント「やすだ瓦ロード誕生ものがたり」の様子をレポートします。遠藤秋子さんの講話と豪華な粗食“庵地”が大好評でしたよ!
このイベントは、地域ブランド「安田瓦」がこの阿賀野川流域にとって今後どんな意味を持ってくるのか、やすだ瓦ロード誕生の経緯を学ぶことを通じて、参加者の皆さんにも考えていただきたいと考え開催しました。
★1ご挨拶&映像鑑賞
おかげさまで当日は定員を超える方々から参加していただき、カフェ&ギャラリー粘土工房ものがたりの中も満員の状態!そんな中、安田瓦協同組合理事長の星野誠一さんからご挨拶をいただきました。
★2講話「やすだ瓦ロード誕生ものがたり」
挨拶の次に安田瓦の解説映像を鑑賞した後は、いよいよお待ちかね、丸三安田瓦工業㈱副社長・遠藤秋子さんからお話しいただく、本日のメイン講話「やすだ瓦ロード誕生ものがたり」の始まりです!
最初は、遠藤秋子さんが瓦製造を生業とする家に生まれてから、現在の立場に至るまでの経緯をお話いただきました。日本家屋の需要減少に伴う瓦業界全体の衰退を背景に、ご主人を亡くされて経営に携われてからのご苦労などを語られ、一気に引き込まれます。
後半はパワーポイントによる説明。伝統的な「安田瓦」の名称を地元・新潟の方にお煎餅の名前だと勘違い(!)され、その認知度の低下に強い危機感を抱きます。そんな出来事がきっかけとなり、遠藤秋子さんを始め安田瓦業界の関係者の方々が「やすだ瓦ロード」づくりに着手し始めます。
様々な見事なモニュメントが瓦職人たちの手で作られていったのですが、中でもユニークなのが安田瓦で装飾されたバス停です。これは丸三安田瓦工業㈱さんの隣にあるのですが、ある風の強い日にバス停で待つお年寄りが強風に吹かれて困っている姿をたまたま遠藤さんが目撃されて、このモニュメントの設置を思いつかれたそうです。
上の写真は昨年度のあるツアーの様子ですが、今ではやすだ瓦ロードをツアーで訪問すると、皆さんが必ず写真撮影するくらいの大人気スポットになっていますよ♪
★3料理・阿賀野川流域の豪華な粗食“庵地”
さて、イベントの最後の締めは、〔一社〕あがのがわ環境学舎がコーディネートする「阿賀野川流域の郷土食を集めた豪華な粗食“庵地”」です。今回は特別に料理人の方が阿賀流域の山菜をアレンジした贅沢なプレートをご用意しました。秋子さんの講話の最中にも、黙々と盛り付けを行われています★
今回のイベントレポートはこのへんで!次回後編に続きます!→【後編】
◆丸三安田瓦工業㈱ホームページ
http://www.marumikawara.com/08gallery.html
◆安田瓦協同組合ホームページ
http://www.yasudakawara.jp/
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