2009年04月20日
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シリーズ「阿賀野川の宝もん☆」人物編vol.2
事務局のYです。
阿賀野川え~とこだプロジェクトを通して見つけた「阿賀野川の宝もん」(環境・歴史・文化・生活・人・食・スポットなど)を、事務局からご紹介していきたいと思います。
今回は「人物編」。このプロジェクトがご縁で出会った素敵な方々をご紹介いたします!
昨日(4月19日)、田口ランディさんと月乃光司さんのジョイント朗読会「死刑囚からの手紙」に行ってきました!
前半は歌あり笑いあり、「こわれ者」たちのパフォーマンス。
後半は「死刑制度」が題材でしたが、よくあるゴリゴリの社会派イベントではなかった。朗読という表現形式が、会場に独特の雰囲気を与えていました。
こういうイベントも楽しいです!
さて、先日ブログでもご案内したとおり、92歳の新潟水俣病患者・渡辺参治さんがスペシャルゲストとしてご登場され、「ドンパン節」など3曲を熱唱されました。
92歳。なのに、力強い歌声。
朗々とした声で、「ソーラン節」に始まり、「ドンパン節」では大盛り上がり。
会場のみんなで…ドンドンパンパン♪ドンパンパン♪と声を合わせて歌ったり…。
この日いちばんの熱狂を巻き起こしていました。
最後は、普段滅多に唱わない「汽車」という歌を、ランディさんのリクエストで熱唱。
会場の雰囲気をしっとりとさせて締めるエンターティナーぶりでした。
付き添い(マネージャー?)の旗野さん(新潟水俣病安田患者の会事務局・FM事業推進委員)の言葉も印象に残りました。
渡辺参治さんは、(92歳で歌を熱唱できるほど)元気すぎて「患者らしくない患者」。
世間が求める「患者らしい患者」というイメージの枠には収まらない。
でも、本当は、生活の様々な場面で、「水俣病」にも見られる症状で苦しむ。
(逆に言えば、「水俣病」にも見られる症状は、外見からは分かりにくい。)
それでも、大好きな歌の練習は、毎日のように欠かさない。
むしろ、歌の練習が、神経症状で苦しむ参治さん自身を励まし、鍛えてもいる。
というような趣旨でした。
これらの言葉には、新潟水俣病で苦しむ患者さんはもとより、私たちの人生にも通じる何かがあるなあと感じました。
「安田大学民謡古典芸能学科名誉教授」(本人名刺より)の次なる活躍の舞台が今から楽しみです!
◆阿賀の岸辺にてホームページ
http://www.hanga-cobo.jp/hatano/wcd.htm
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