2013年11月23日
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荘厳な雪の中の紅葉@阿賀町実川渓谷 in 2013
前回記事「まだ紅葉がキレイだった!@阿賀町向鹿瀬・角神in2013」の続きです。
実は当日の本来の目的地は、阿賀町鹿瀬地域の奥にある「実川(さねかわ)渓谷」でした。昨年ドライブしたところ、渓谷の山々全体が燃えるような赤に包まれており、しばし言葉を失うほど荘厳な風景だったのです。今年の紅葉は天候不順が続き昨年ほどではないとの評判ですし、阿賀町はすでに所々積雪がありますので、どうかと思ったのですが…
実川渓谷に入ると雨が激しくなり視界不良。山あいの沢や渓谷からもやが立ち上ります。
それでも奥地へ進むと、やがて橋が現れ、実川渓谷を横断し左岸側へと道は続きます。
この橋の欄干から実川渓谷を望むと、吸い込まれそうな雪と紅葉と清流の絶景。
造成された庭園などの紅葉ももちろん美しいですが、大自然の紅葉は何より全身に訴えかけてくる迫力があります。中でもここは、山あいを縫う渓谷の細道で、空をのぞいた見渡す限りが紅葉に包まれます。実川渓谷は、あまり知られていない紅葉の名所なのです。
ちなみに、実川は昔から発電の渓谷としても知られています。
ただし、阿賀野川のような大河ではないためダム式発電ではなく、上流で取り込んだ水を巨大な暗渠パイプを通して下流へと流し、その落差で発電させる水路式発電です。かつてはもっと盛んだったようですが、経年劣化した発電設備は撤去され、山道の途中では下の写真のようにその痕跡も見ることができます。
やがて道は山奥の小さな集落・小荒地区に出ます。まだ人々が生活しており、撮影時も集落の方々を乗せたバスとすれ違いました。
この集落付近から見える紅葉も絶景でした。ただし、当日はこの先雪崩の恐れがあり、関係者以外の通行が制限されていたため、やむを得ず引き返してきました。
当日でも道路にはそれなりに積雪がありましたので、ノーマルタイヤでの走行は大変危険です。渓谷の道路ですので、すれ違えないくらい道が細かったり、ガードレールがない箇所も多く、落葉で道路がぬかるみ大変滑りやすくもなっていました。
すでにかなり落葉が進んでいると思われますので、ぜひ来年の紅葉見物の候補に入れていただければと思います。
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