2011年12月30日
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地域再発見講座「阿賀野川ものがたり(第7回)」報告
去る10月29日、阿賀野市安田公民館を会場に、「地域再発見講座・阿賀野川ものがたり(第7回)阿賀野川と共に生きたあの頃~風土と歴史が織りなす光と影~」を開催しました!
参加者は地元の方々を中心に約60名。ご参加くださった皆さま、大変ありがとうございました!!
午前の部では、阿賀野川中流域の昔懐かしい写真を見ながら、中流独特の風土が生み出した地場産業の光と影を皆さんで振り返り、新潟水俣病が表面化した昭和40年代以降に地域が衰退していった歴史に思いを馳せました。
その後、地元の窯業・酪農・観光業といった地場産業を営む4名の方から「未来に向かって~持続可能な取組を考える」と題して、環境に配慮したこだわりの製品づくりや地域ブランドとしての価値を高める取組、そして将来の夢などを力強く発表していただきました!
午後からは、発表を行った「丸三安田瓦工業(株)」と「神田酪農」を実際に見学するツアーを開催♪
「丸三安田瓦工業(株)」では、江戸時代から続く安田瓦の伝統を引き継ぎながら、もっと多くの人に瓦を身近に感じてもらいたいとの思いを強く持っておられ、工場見学を体験するだけでなく、安田瓦を介した交流の場づくりである「やすだ瓦ロード」の実践についても学ぶことができました!
「神田酪農」では、品質の良い安全・安心な自家ブランド牛乳を生産するため、衛生管理が徹底された牛舎はもちろん、乳牛にとって快適な環境を整備しようと努力する現場を目の当たりにし、感動した見学者の方々がその場で牛乳を買い求めておられました☆
参加者の方からは「地場産業の将来を考えた商品開発や素晴らしい夢を聞くことができた」「歴史やかつての暮らしを記憶だけでなく、記録にとどめ、現在の私達の暮らしに生かしていくことはとても大切だと思った」との声が聞かれ、地域の歴史を踏まえ持続可能な地域の未来を考える一日になったのではないかなと思っています!
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