2014年01月18日
カテゴリー:つぶやき・お知らせ
北区郷土博物館を訪問★【再掲】まなびやに託されたメッセージ展2の会期があとわずか!&写真収集のヒント♪
先週の金曜日、高森集落の方から写真提供をいただいた後、午後から新潟市北区郷土博物館を訪問して、さらなる資料収集を行ってきました。
入口の看板を見て気が付いたのは、「まなびやに託されたメッセージ展Ⅱ」。
1月19日(日)まで展示。館内を拝見すると、存在感ある作品たちが飾られています。
これらが様々な学校の校舎の中に飾られていたかと思うと驚きです。最終日19日(日)には13時半から学芸員による作品解説会も行われますので、興味のある方はぜひ。
さて本題に戻りますと、豊栄市史などにも滅多に登場しない岡方地区の昔の写真について、里村洋子さん・波多野孝さんも交えて、館長の宮崎さんに相談しています。
宮崎さんはすでに準備いただいており、昔の貴重な写真を何点かお借りできました。
学校にプールなどほぼなかった時代、水泳の時間は阿賀野川をプールに見立てて、生徒たちが水遊びしていました。これは下流域から上流域まで共通する光景でした。ちなみに、この貴重な写真が残っていた理由は、学校関連の写真だったからと言えます。どの自治体も学校関連の昔の写真は、教育委員会などが大切に保存されているケースが大半です。
一方、個人の方々が撮られた写真は、セミプロのように何百点も撮影されていて地元でも有名だった方以外の写真は、時代の流れと共に散逸する運命が多いのが現状です。理由は2つあって、1つは本人やその配偶者が亡くなって代替わりする際に、若い世代が昔の貴重な写真の価値をあまり理解できず廃棄してしまうケースが多いからです。もう1つは本人がまだご存命の場合でも、私たちが「貴重な昔の写真をお持ちですか?」と尋ねると、大半の方は「持っていない」とお答えになられます。しかし、実はご自宅に伺って所蔵写真を拝見すると、貴重な写真が数多く見つかるケースが少なくありません。これは本人が嘘をつかれている訳ではなく、本人にとっては何気ないスナップ写真や家族写真に過ぎず、それほど価値があるとは気づかれていないためです。いずれにせよ、昔の写真を収集する作業に従事される場合は、こうした事情に配慮しつつ粘り強く収集し続けるしかありません。
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