2010年02月11日
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身も心も踊る「ヤツメウナギ漁」
今朝は、FM推進委員の里村さんと一緒に、阿賀野川にある通船川閘門へ。
その前に腹ごしえです。
里村さんからいただいた玄米入りタラコおにぎり…美味いっ!
もぐもぐ食べているうちに、通船川の閘門に到着。
さて、本日は、大形漁協のワタナベさんにお願いして、
なんと、ヤツメウナギ漁に同行させていただくことに…!
新潟日報に出ていた「今年は豊漁!」という記事を目にして、すぐに松浜漁協さんにお電話したのですが、2月に入るとヤツメウナギ漁は下火になるとのこと。お隣の大形漁協さんではまだ網を出していたので、無理を言って船を出していただいたのでした★
いざ出航~!
漁船に乗るのは初めてです★
興奮します!
すぐに網を張っている漁場に到着。
網は「W」を連ねた形で仕掛けられています。
海から川へ遡上するヤツメウナギは「W」の先端に追いやられ、そこをくぐりぬけると、抜け出られない袋の中へ…。
これがその袋です。
この網の引き上げは、すごい力が必要なのです。
しかし、70代とは思えない力で、ほぼ独りで引き上げるワタナベさん。
現代っ子の私も少し手伝いましたが、あまりの重さにすぐにヘロヘロ。
長年の経験と漁師として培った技術により、筋肉の使い方や力の抜きどころを心得ているのでしょう。こういったところに、阿賀に生きる職人のスゴさを垣間見た気がしました。
そして…
2月はほとんど捕れないと聞いていましたが、本日の成果は何と8匹!
これがヤツメウナギ。
ワタナベさん曰く、両目のヨコにある7対の鰓孔が「目」に見えることから、「ヤツメウナギ」と名づけられたそうです。「ウナギ」と名づけられているが「ウナギではない!」とのこと。原始的な生物の一種らしいです…。
漁も終了し、停留場へ戻ってきました。
ワタナベさんの話では、昔は1回の漁で何百匹も捕れていたとのこと。
今では、良くても20匹だそうです。
大きな環境の変化が、急激な勢いで起きているのかな…。
ワタナベさん、本当にありがとうございました。
里村さんとは、今度ヤツメウナギを食べに行こう!と約束★
松浜漁協の漁師さんからは、ヤツメウナギと月の満ち欠けに関する神秘的なエピソードを聞いたのですが、それはまたいつかの機会にアップします!
ヤツメウナギ漁に同行させてもらったFM推進委員の里村です。私は阿賀野川の土手と阿賀野川大橋の上から、大形漁協のワタナベさんとブログ氏の乗る船を眺めて(見守って)いました。
幸い、雪も止み、風も無く、船の上で作業するにはまずまずの天候。
土手に積もっている雪の白さ。岸辺に見える立ち枯れの木々と蘆の黒褐色。阿賀野川の水の灰色…全体的に墨絵の世界でしたが、そんな中で船上の二人が着ている雨合羽の青と救命具のオレンジ色が映えていました。
船の係留場に帰ってくると、この日収穫の8匹のヤツメウナギは前日までに獲ったものと一緒に網に入れられ、船の脇の川水にドボンと浸けられました。もっといっぱいになったら、まとめて新潟市の市場へ出荷するのだそうです。「7匹8匹持って行ってもガソリン代にもならんすけ」とのこと。
雪解け水が入ってくるようになると網が切れたりするため、仕掛けてある網は間もなく外すそうです。
それにしてもブログ氏の漁師の姿はなかなか似合ってました。ワタナベさんに弟子入りしてもいいかも…。私も貴重な体験をさせていただきました。ワタナベさん、ありがとうございました。里村@ヤマンバ