2009年08月31日
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阿賀野川河口の街、松浜散策
FM委員の里村です。
22日(土)、「松浜本町散策と水と土の芸術祭作品めぐり」というツアーに参加してきました。新潟市北区(私も北区の住民)の主催です。「水・土」はともかく(?!)、新潟水俣病の患者さんの最も多い松浜地区をじっくり歩いてみたいという思いと、「もやい直し」につながるロバダン(炉端談議)を松浜で開けないか、そのキーパーソンに出会えないかという思いで申し込みました。
松浜は、映画「3丁目の夕日」に出てくるような、古くて、アットホームの風情がいっぱいで、ついついパン屋に入ったりケーキ屋に入ったり、市場に寄ったりしたくなるような、「ねえねえ、聞いて」って、お店のおばさんに話しかけたくなるような、ちょっと時間が止まったような、子どもの頃の忘れ物がたくさんあるような・・・そんな感じの街でした。
水土では4作品が展示されています。その中の一つがこれ。小原典子「ミズタマリーNIIGATA」。名刺大の用紙に好きなことを書いて貼り付けていく参加型作品で、私は「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業、フレーッフレーッ」て書いてきました!我ながらマジメ!
お昼は老舗(それまでの「松浜会館」から5年前に「まるふく」に経営が変わった)で豪華な食事(1200円なり)。シマ鯛の刺身にとうがんのあんかけがことのほか、おいしかったです)。
「まるふく」の若女将(美人!)に、阿賀野川特産のヤツメ鰻の料理について聞いてみました。12月ころから5000円くらいでお出しするとのこと。かつてはたくさん獲れたのが、今は、そもそもヤツメ鰻の数が少なくなり、シーズンでも船は6隻しか出さないそうです。それに、ヤツメ鰻を縄で巻ける人も高齢化で少なくなっているとのことー高齢化現象は松浜のヤツメ鰻漁の現場にも押し寄せていました!
阿賀野川河口の写真です。
幅は920メートル。写真の赤い橋の左側は新潟空港滑走路。この河口付近に網を張って鮭やシジミを獲るそうです。
こちらは松浜漁港の今。
松浜漁業協同組合に登録している人は現在265人。そのうち専業で漁師をしている人はたった一人で、あとはみんなレジャーだそうです!
8月下旬の午後の暑さの中でひたひたと船べりを打つ波の音を聞きながら、新潟水俣病が発生したころのこの港はどんなだったろうかと、しばし思いをはせました。
今回案内してくれたのは「北の町人衆」のお二人。松浜の生き字引と言われる人生の達人・平田さんと、松浜に嫁いで30余年、松浜をこよなく愛すという上松さん。この「北の町人衆」とのロバダンをぜひとも実現したい・・・です。
追記:第2弾、松浜本町散策ツアーがただいま参加者募集中です!
里村さんも参加したツアーと同じく、総合案内が上松さん、本町案内を平田さんです☆当日は、松浜市場の開業日です!
◆「有情で結ぶ芸術祭をゆく」~北の町人衆が松浜本町商店街ご案内~
○日時:9月12日(土) 午前10時~午後4時
※当日は松浜の市の開業日!
○定員:先着40名
○参加費:一人1200円(昼食代、当日徴収)
○持ち物:「水と土の芸術祭パスポート」
※お持ちでない方は、3館分の観賞料(900円)をご用意ください。
○集合場所:新潟市北区 新崎駅(自家用車の方は午前9時30分までに新潟市北区の北地区公民館に集合)
○見学場所:旧JA濁川支所、松浜市場、旧斎熊茶店など
○申し込み・お問い合わせ
北地区公民館 Tel 025-387-1761
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