2012年05月13日

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関係者の皆さんと新潟水俣病の現地をたどるツアーを実施しました!

年度初めの4月25日(水)、FM事業などに関わっていただく新メンバーの皆さんと新潟水俣病に関係する場所をめぐるツアーを決行しました!

朝は午前9時からスタート!
まずは、写真映像「ハーモニカ長屋(昭和電工(株)鹿瀬工場社宅)から眺めた風景~写真で綴る鹿瀬・昭和電工・阿賀野川~」を鑑賞。昭和電工と共に栄えた当時の鹿瀬の歴史を、貴重な写真を通して振り返ってもらいました。
そしていざ出発。バスは阿賀野川上流地域へ。

◆鹿瀬発電所
阿賀町の鹿瀬発電所に着きました。春霞がかかっていますね。
この日の放水は少なめでしたが、全開時には見ていて恐ろしくなる程だとか。さすが流量豊富な阿賀野川!
この電力と原材料である石灰石、そして農村の労働力の3つが揃っていた鹿瀬地区に、昭和電工の前身である昭和肥料が建設されました。

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鹿瀬発電所

枝村甚兵衛の碑
続いて枝村甚兵衛の碑へ。彼は江戸時代に会津藩から御用場役として鹿瀬に派遣された人物。
FM事業で草倉銅山の史料をお貸しくださったりお話を聞かせてくださった鹿瀬にお住まいの長谷川国一さんがこの碑を建てました。
ここでは、新田開拓における彼の功績について学びます。動力なき時代に遠くの山の沢から水を引く苦労はいかばかりだったことでしょう。そして、その開墾した田んぼ(大美田と呼ばれる)を昭和肥料が借り受け、工場が建設されるのです。

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建設以前の工場敷地(大美田)

こちらの写真は昭和電工(株)鹿瀬工場跡地を、高台から望んでいる図。広大な敷地に偲ばれる、昔日の繁栄…。当初、肥料を製造していた鹿瀬工場は、時代の急激な変化を受けて赤字が続き、昭和30年代の高度経済成長期に入ると、急速に有機化学へと傾斜していったそうです。

◆昭和電工㈱鹿瀬工場跡地

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鹿瀬地域上空から昭和電工(株)鹿瀬工場・ハーモニカ長屋・阿賀野川を望む
高台の後は、工場跡近くでバスを降りました。
桜が美しく咲く中、ハーモニカ長屋と呼ばれた社宅を始め、当時都会で手に入るもののほとんどが揃っていた電工売店、出勤時間帯には鹿瀬駅から多くの従業員が工場へ通った正門までの道や映画上演や歌謡ショーが行われていた文化の殿堂・電工会館など、当時の様子を説明しながら散策。
出掛けに、写真映像「ハーモニカ長屋から眺めた風景」を見てもらっていたので、少しは当時を想像していただけたかなと思います!

◆ハーモニカ長屋から眺めた風景

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朝の出勤風景
電工会館

◆そして、排水口へ
そして、バスに乗車し今では人通りの少なくなった鹿瀬駅前を通って、工場の排水口へ。
アセトアルデヒド製造工程内で副生されたメチル水銀がこの排水口から阿賀野川へと流れ出て、阿賀野川沿岸に新潟水俣病の被害をもたらしました。

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当時の排水口

昼食
昼食は阿賀町津川の塩屋橘さんでお蕎麦☆
私は控えめに(?)盛りを頂きましたが…、皆さん、おすすすめの掻き揚げおろしをペロリ!!食欲旺盛です☆

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阿賀のお地蔵さん
さあ、バスは中流域へ。
阿賀野市千唐仁に奉られている「阿賀のお地蔵さん(写真左が水俣地蔵、右が(ツツガ)虫地蔵)」を前に、長年被害者の方の支援をしてきた旗野秀人さんのお話に聞き入ります。「お参りするときにはお賽銭も…」真面目な中に時々顔を出すユーモアに、その場がふっと和みます。

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◆環境と人間のふれあい館
最後は、新潟市北区の新潟県立環境と人間のふれあい館~新潟水俣病資料館~で今日のまとめ。
新潟水俣病の被害者の方(語り部)から直接お話を聞いた後、新潟水俣病について説明員の方に館内を案内して頂きました。
説明員さんが、少し耳の遠くなられた語り部さんと上手に意思疎通して、我々の質問を受けて下さったり、新潟水俣病について子ども達にも関心を持って聞いてもらえるような工夫をされている点が印象的でした。

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午後4時。お天気にも恵まれ、少し駆け足でしたが内容ぎっしりのプログラムを消化できました!!
私にとっても大変勉強になった一日!参加者の皆さんにとって新潟水俣病理解の一助となれば嬉しい限りです☆

◆新潟県ホームページ
〇新潟水俣病関連情報トップページ
http://www.pref.niigata.lg.jp/seikatueisei/1199377205536.html
〇新潟県立環境と人間のふれあい館-新潟水俣病資料館-
http://www.fureaikan.net/

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地域再生の取組のデジタル化を加速する機会に ◆巻頭言:阿賀野川流域の新しい側面をオンラインを通じて再発見するために   昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄され、今年度の前半も深刻な流行が続きました。ワクチンの接種 …

  新潟県では、新潟水俣病の被害を受けた地域社会の再生(事業名「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業(通称:阿賀野川え~とこだプロジェクト/略称:FM事業)」)の一環として、新潟水俣病を学びながら、阿賀野川が流れる …

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