2012年02月20日
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上流ごっつおのオンパレード
先月終わりに、阿賀町の農家民宿を経営される方々に集まってもらい、日ごろ提供する郷土料理の品評会を行いました。3月末に開催する「フォーラム」に阿賀野川中流域と上流域の食の交流会を予定していて、その料理選定の一環です♪ テーブルに所狭しと並べられた料理の数々は壮観で、いわゆる「ごっつお」(※ご馳走)のオンパレードでした!
こうした中山間地域に今なお残る郷土料理は、都会では滅多にお目にかかれません。ここには都会のような便利なスーパーが何軒もある訳ではなく、何より山野から四季折々の山菜などが豊富に調達できます!山菜マイスターのようなおじいちゃん・おばあちゃんたちの飽くことのない会話を傍らで聞いていると、山野から自在に採取した多彩な山菜を美味しく、しかも鮮やかな色彩で塩蔵する方法に学者のように研究熱心で、思わず舌を巻いてしまいます!
しかし、こうした食材調達にも、伝統的な保存方法や調理法にも、田舎に住む若い世代は見向きもしないと、ご老人たちは寂しげに語っていました。思えば、中山間地域に点在する限界集落は続々と放棄されつつあり、そのたびに集落独特の伝統的な生活の知恵や技も次世代へ承継されずに失われています…。
こうした消えゆく昔の生活の知恵や文化を掘り起こし、新しく光輝かせることで次世代につないでいくためにも、3月終わりに開かれるフォーラムの開催にこぎつけたいと考えています!
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