2009年11月15日
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考える@ケータイ
事務局のメグミです。
今日は環境学習理念ワーキングチーム(WT)でお世話になっている、日本自然環境専門学校の五十嵐実さんよりお話しを聞き、市民音楽劇「王瀬の長者」を見ました!
同じく環境理念WTでお世話になっている、通船川・栗ノ木川ルネッサンス代表の星島卓美さんが、こちらの劇の実行委員会代表でもありました☆
この「王瀬の長者」は新潟市東区に伝わる民話です。
-11月15日には、信濃川を大助・小助という鮭の神が川を上ると猟師たちには言い伝えがあった。
猟師たちは、この日には網を入れないことを掟として先祖から守り続けてきた。
しかし、権力と欲望の象徴であり、その力に物言わせて人々を支配していた長者は、どうしてもこの鮭の神様を捕らえたくて猟師に網を入れることを命じた。猟師たちは畏れ、慄き、断ったが、最後には権力者の命令には従うしかなかった。だが、大助・小助たちはその網を破り、川を遡上して行った。その後、長者の家には不幸が続き、とうとう最後には没落してしまったそうだ。-
(市民音楽劇「王瀬の長者」オフィシャルウェブサイトより)
この劇、民話から、現代を生きる私たちが忘れかけている大切なことを考えさせてくれたように思います。
人間の欲望のまま、自然を収奪していくと、それは最終的に人間の命を脅かすことにつながること。
そして、自然の恵みを取り過ぎるな、ということが「大助・小助という鮭の神が川を上る」という名の禁漁日で、それを守ることが、来年も変わらない自然の恵みを与えてくれるということなのだなぁと。
持続可能な社会にしていくためのヒントがこの物語の中にあるように思いました。
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