2009年09月14日
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風がさわやかだった通船川クルーズ
FM委員の里村です。
9月5日、「通船川クルーズ」に参加してきました。新潟市の「水と土の芸術祭」イベントの一つですが、私の目的は「水・土」よりも(?!)、筏師のロマンを感じてみることでした!
かつて、新潟市の料亭建設には東蒲原郡上川村産の木材が多く使われたと聞いています。質のいい木材と評判だったとも。
山で伐り出された木材は筏に組まれて常浪川から阿賀野川を下り、満願寺閘門から小阿賀野川、津島屋閘門から通船川などを経て新潟市へ運ばれました。
現在は輸入材がほとんどで、港からトラックで製紙工場の裏手の貯木場へ運ばれています。筏も筏師も記憶の中の光景になりました。
記憶の中の光景は通船川自体も同じです。かつてはたくさんの魚や水鳥がみられ、米や野菜を洗うなど人々の暮らしの場でもあった川は、大工業地帯化が進んだ結果、煙突の煤煙や工場廃水のため、「臭い・汚い・危険」(3K)で日本一汚い川というレッテルが貼られてしまいました。
でも、川の再生を願う地域住民の長年の活動により、少しずつきれいな川に戻ってきています。この日も川面を渡る風は心地よく、覚悟していたのに嫌な臭いは全くありませんでした。通船川は元気を取戻しつつあります!
写真の説明です。
さあ、出発!「大形大橋」から「山ノ下閘門」まで行き、そこでUターンして津島屋閘門へ。そこをくぐって阿賀野川を少し遊覧した後、また津島屋閘門を通って通船川へ戻るというコース。
貯木場。現在は東南アジアからのラワン材が多いとのこと。時々、青サギ、白サギ、小サギなどが木材の上に降りてきて羽を休めていました。その姿に、木材の上を飛ぶように巧みに歩く筏師の姿を重ねてみました。
津島屋閘門をくぐって阿賀野川へ。津島屋地区も新潟水俣病患者さんの多い地域です。
新しくできた「ござれや阿賀橋」。このあたりでもシジミ漁が行われます。今年は終漁したよし。来年はぜひ、その様子も見てみたいものです。
「通船川クルーズ」は「通船川・栗の木川ルネッサンス」主催で、10月まで毎週土曜日に行われています。
○日時 9月~10月末(9月12日は除く)毎週土曜日 午前9時~午後0時30分
※雨天中止
○集合場所 ジャスコ新潟東店正面入口
○定員 毎回先着20人
○参加費 小学生以下800円、中学生以上2,000円
○申し込み方法
往復はがきに参加希望日(第2希望まで記入)、住所、氏名、電話番号、年齢を記入し、〒950-0871、東区山木戸3-3-15、通船川・栗ノ木川ルネッサンス・星島卓美さん(TEL 080-1150-4435)まで。
おすすめです!
◆新潟市東区ホームページ
○トップページはこちら
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○川がつくった川・人がつくった川、通船川クルーズ
http://www.city.niigata.jp/info/higashi/seisaku/mizutsuchi.html
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