様々な場面で活躍する多様な作品群!
FM事業の特色のひとつとして、パネル展示・紙芝居・映像作品…など様々な作品を制作し、流域再生の取組に積極的に活用しています。例えば、環境学習ツアーで流域を訪れた学生たちに紙芝居を使った座学を行ったり、地域再発見講座の目玉として映像作品の鑑賞やパネル作品の解説を流域住民に行うなど…活用の方法は実に様々です。
また、これまで流域の様々な団体や住民の方々が、独自にパネル展示を催したり、紙芝居の読み聞かせを行うなど、FM事業で制作した作品の独り歩きも始まっています。
流域の歴史資料から生まれ出た珠玉の作品たち
こうした多様な作品群は、FM事業の「資料整備」及び「ロバダン!」(炉端談義)の2事業から生み出されます。まず、「ロバダン!」などを通じて親交を深めた方々から、大変貴重な流域資料の数々をお借りします。次に、「資料整備」の事業において、収集された大量の資料群を丁寧に保存・整理する中から、パネル展示・紙芝居・映像作品などが編み出されていきます。
特徴的なのは、これらの作品群を「ロバダン!」などの場で流域の方々に披露・鑑賞していただくことで、流域の貴重な資料をますます貸していただけるような好循環が生まれている点です。つまり、「作品づくり」・「資料整備」・「ロバダン!」の3事業は、右図のようにお互いなくてはならない関係にあると言えます。
>>さらに詳しく:「資料整備」について / 「ロバダン!」(炉端談義)について
◆パネル展示作品
パネル作品はその土地の地域資源を題材としながら、阿賀野川の上流域から出発し中流域を経て下流域へと題材の舞台を移してきました。
- 「草倉銅山の光と影」(H21年度制作)
- 「鹿瀬・昭和電工・阿賀野川」(H22年度制作)
- 「阿賀野川と共に生きたあの頃」(H23年度制作)
- 「阿賀野川と大地が織りなす光と影」(H24年度制作)
◆紙芝居
阿賀野川流域で暮らす若者からなる紙芝居制作グループ「こっこ」が制作した紙芝居3部作。「こっこ」は様々な史料や現地を調べ、親しみやすい絵とわかりやすい文を心がけ紙芝居を制作してきました。
- 紙芝居「草倉銅山物語」
- 紙芝居「阿賀野川物語」
- 紙芝居「新潟水俣病との出会い」
◆映像作品
「ロバダン!」(炉端談義)でお借りし、「資料整備」で保存された昔の貴重な写真の数々をもとに、FM事業では下記のとおり映像作品を制作しています。
- 映像作品「ハーモニカ長屋から眺めた風景」
- 映像作品「阿賀野川と共に生きてきた船頭さん」